穀雨のジャガイモ植え
2018年 04月 18日
二十四節気では「穀雨」となりました。
カーロファームのある富士ケ嶺高原でも、冬の冷たい雨から変わって春の暖かい雨が大地を潤しています。
4月20日頃(2018年は4月20日)。 および立夏までの期間。
太陽黄径30度
清明から数えて15日目頃。
春季の最後の節気。
春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。
昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。
穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。
カーロファームは標高が900m以上ある高原地帯にあります。
平地とは作付け時期が一か月ほどずれ込み
ようやく露地ものの栽培スタートです。
ハウスの外での栽培作物こと始めは「ジャガイモ」
今年は「メイクイーン」と「きたあかり」の二種類を作付け。
一昨年好評だった「シンシア」は、あいにく種イモが出回っていないようで業者から仕入れられませんでした。
近年続く極端な異常気象により、北海道の状況も深刻であることが感じられます。
冬場の野菜価格の高騰は記憶に新しいですが、
TPP11のことも含め、国産需給の野菜が、関税なしで入ってくる安価な海外生産の野菜との競争に晒される事もあり、今後の日本の野菜農家がどのように生計を成り立たせて行くのか
岐路に立つ状況にあるようです。
1ケース10kg入り(Mサイズ)の種イモを
まずは包丁で半分に切って、腐敗防止のために
断面に灰をつけておきます。
通称「バカ棒」をあてて、畝間を測り目印をつけていき、溝を真っすぐに何本も並べます。
成人男性の足のサイズが30センチに満たないぐらいなので、
足を定規替わりにつま先の前に、種イモをポンポン置いていきます。
中腰の姿勢が続くので、腰を伸ばしながらマイペースで作業するのが
大量の芋を植え付けるに当たってくたびれない為のポイントです。
春のポカポカ陽気の中、のんびりと風景を楽しみながら。
イモに鶏糞が直接当たると、肥料焼けを起こすので注意します。
そのあと種イモがしっかり埋まるように足で土をかぶせておきます。
by caro-farm
| 2018-04-18 11:24
| 農作業
|
Trackback
|
Comments(0)